町田の図書館活動をすすめる会2017年度の活動

2017年度の活動計画

●会報を定期的に発行

●指定管理者制度導入に反対する活動

・直営図書館の魅力を伝え、またなぜ直営でなければならないかを理解していただけるよう、

継続的に活動を検討・実行していく。

・会報への寄稿などによって図書館業務を広くPRしていく。

・講演会の継続的な実施をめざす。

今年度の活動内容については、ニュースのページにお知らせと報告を載せています。


活動報告

2017年7月21日に行われた「市民が考える町田の行財政その3

町田市の財政と指定管理者制度 -図書館の問題を中心にー」の参加速報(とりあえずの報告です)

参加者は一般の方とか図書館の嘱託労の方(私たちが受付をした方たち)が33名、市職労の方(別の受付)が11名、計44名で、他市の方の参加もあり、なかなか盛況でした。図書館の職員、嘱託職員の方もたくさん参加していました。

1番目の高松さんの「町田市の図書館はいまー現場からの声ー」では、

・図書館の資料費の削減状況とそれに伴う影響:副本を入れない→リクエストをしてもなかなか順番が回ってこない。蔵書の多様性が狭まる→情報の多様性が下がる、サービスの多様性が減る、借用でしのいでいる。書架の内容が古いまま、あと2,3年もすると町田の図書館の書架が魅力的でなくなることを危惧。

・再編計画の中の図書館の部分について説明後、図書館内でも計画に対する検討が始まっている、といってもまだ情報収集の段階で、同規模の図書館の調査を始めているということでした。

・指定管理のことにも触れ、運輸省の地方交付税のトップランナー方式の対象から図書館などがはずれたこと、指定管理者制度が最初は賑わいを呼ぶなどのポジティブな注目のされ方をしたが、選書のずさんさなどネガティブな注目のされ方をしていることなどを説明されました。

・(5ヵ年計画17-21の行政経営改革プランに謳っている)「図書館のあり方の見直し」として、「図書館の効率的、効果的な運営」とあるが、効率的、効果的なサービスを求めすぎるとサービスの低下を生むのではないかとの危惧を表明されました。市の課題解決の対象になっているわけなので、市民がどう考えるかが市の意思決定に大きく反映する力となる。職員も頑張るが市民の方たちも頑張ってほしいと結ばれました。

 

  図書館問題についての職員の方の話を初めて伺い、職員の方が公共施設再編計画職員の方々がどう受け止め、どのように対処しようとしているかが少しわかりました。

 

伊藤さんの話は、1時間の内容で、資料もあっての話でしたので、詳細は知恵の樹に報告が乗りますので、印象に残ったことだけをお伝えします。

・東久留米市が図書館協議会も反対意見を出し、パブコメで95%が反対しているにもかかわらず、指定管理者制度を導入した事例。昭島市では、市民図書館の基本方針・基本計画(案)について意見募集をしたが指定管理者制度に関する反対が一つもなかったということ、市民活動をしてもダメだった事例と、市民が関心を持たなければ、指定管理者制度もすんなり通ってしまう事例で、2つの事例がショックでした。

・町田市の図書館の話では、評価指標がどれだけの資料やサービスなどを提供したか(アウトプット)に偏っているが、サービスなどを提供した結果として地域や住民に対して実際どのような成果がもたらされたか(アウトカム)を表す指標が必要であるということで、アウトカムという言葉を始めて知りました。

・指定管理者制度は、本来施設の管理とそこで行われる業務を一体として行われるべき。従来は管理委託とされていた業務だが、公的団体以外に民間企業もできることにした時に、指定管理者制度となった。複合館では、館全体の管理を指定管理者に任せ、さらに色々な業務が入っていると業務(フロア)によって別の指定管理者も入ったりすることがある。これは問題。本来は、館全体は市が管理し、(業務委託で業者に出すことはあっても)個々の業務ごとに委託に出すのがよい、そのほうが市民の意見も反映されやすいとの話も貴重な情報でした。(ポプリホールが館全体を指定管理にしているので、市民の意見を反映してもらいにくいという経験から納得しました。館全体を指定管理にすると、そこが撤退した時に機能しなくなるという問題もあるのでしょう。)

・最後に公共施設再編計画に関連しては、再編や集約といっておきながら、具体的な図書館名を公開していない。すべての資料を公開して市民に提供すべき。また、説明会も10カ所で1か所10人程度だったというのは、市民からの意見を聞き、説明も行ったといえるだろうか?と疑問を呈され、情報公開や説明責任のあり方も、市民再度から声和げて行くことが必要であると結ばれました。

そして、どんどん情報公開を請求して、公開された資料を使って市民同士や議会、行政と議論を戦わせるべきと檄を飛ばされました。

とても勉強になった学習会でした。(鈴木真佐世)